The Boy from the Woods (English Edition)

著者 :
  • Grand Central Publishing (2020年3月17日発売)
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感想 : 1
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訳書はハーラン・コーベン「森から来た少年」。
幼いころ置き去りにされて森にひとりで棲んでいて発見されたという過去を持つ男性が主人公。彼が、いなくなった高校生をさがすことになって、っていうミステリ。主人公が森に置き去りにされたいきさつとかが事件にかかわってきて判明するのかと思ったら、それはどうやら続編とかになるみたいで、いなくなった高校生の話は別の大きな事件につながっていくんだけど、正直途中で、なんかけっこう長い……とちょっと飽き気味だった。が、しかし、ラストの事件の真相のさらに真相が衝撃的ではっと目が覚めた。そこからこれはすごいと一気に夢中になった。でも、もうちょっと早く夢中にさせてほしかったかも。あと、やっぱりラストで、主人公と一緒に事件を追う女性弁護士の息子(主人公の親友でもあった)の事故死の知られていなかった事実もけっこう衝撃的だった。

ひとりで森で棲んでいた主人公が、(里親家庭に引き取られて大人になるまで普通に暮らしてたんだけど)、40代になった今、森の奥深くで「エコカプセル」なるハイテク化されたテントみたいなやつに住んでいるとか、そういう話もおもしろかった。
続編で、主人公が森に置き去りにされたいきさつとかがわかりそうなので、これは読むしかない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 洋書
感想投稿日 : 2024年3月10日
読了日 : 2024年3月10日
本棚登録日 : 2024年3月10日

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