Resurrection Walk (English Edition)
- Little, Brown and Company (2023年11月7日発売)
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感想 : 1件
リンカーン弁護士シリーズ最新刊。ボッシュが調査員としてミッキーと一緒に仕事するので、けっこうボッシュが活躍するシーンも多くて、なんだか両方のシリーズのいいとこどりのような、得したような気分になった。法廷シーンも充実してるし、すごくおもしろかった! 事件も変わってるとかではないし、調査も普通に地道なんだけど、ミッキーの法廷テクニックはやっぱり型破りなところがあるし、ボッシュの経験を生かした勘も冴えていて、スリリングで。ミステリ読んだの久しぶりな気がするけど、やっぱりおもしろいミステリは奇をてらわなくてもおもしろいとか思った。
ボッシュが刑事を引退して弁護側の調査員になったことで、刑事のころだったらバッジを見せるだけで調べられることでもただの調査員だとそれができない、っていうのとかも、そもそも検察側って大きい権力があるんだよな、っていうのをあらためて思ったりした。
あと、AI生成の資料とかが法廷で証拠として認められるのか、とかも、今っぽいなと思って興味深かった。
ボッシュシリーズの前作で、これでボッシュ最後になるのかも?とかひとりで心配したんだけど、そんな感じはなくてすごくほっとした。むしろ、ボッシュが治験に参加しているっていうのが現代的というか、よくありがちな、余命を賭けて、みたいな話になっていないところがすごくよかった。ボッシュにはずっと元気でいてほしい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年2月11日
- 読了日 : 2024年2月11日
- 本棚登録日 : 2024年2月11日
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コメント 2件
たまもひさんのコメント
2024/02/11
niwatokoさんのコメント
2024/02/11