ソフトウェアをただ動くものとして書くのではなく、パフォーマンス、効率や生産性などについて一歩踏み込んだ見識を養うことができたと思う。
各考察は実例そのままというより、取り出したエキスを解説してあることが多く、その分本の厚みの割に内容が濃い。懇切丁寧ではないので、書いてあることを自分の中でゆっくり咀嚼しながら読み進める本だと思った。
ソフトウェアエンジニアリングで大事なステップ(問題の理解、抽象化、デザイン空間に落とし、コードにして、考え直す)のような事を改めて考えてみたりすることで、今後のエンジニアリングが少なからず洗練されたと思うし、「プログラマへの10の提案」は示唆に富み、今後原則としていきたいと思う。
実利としてはヒープがすごく使いやすいアルゴリズムだと気づいて、すぐにコードで役立ちそう。
スルメ本です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エンジニアリング一般
- 感想投稿日 : 2013年1月7日
- 読了日 : 2012年8月31日
- 本棚登録日 : 2013年1月3日
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