魔女裁判について論文を書くならば、この本は読むべき。
魔女として訴えられた人間は、かならずしも完全なる被害者ではないという可能性を考えさせる。

2010年1月27日

読書状況 読み終わった [2010年1月27日]
カテゴリ 卒論関係
タグ

推定でも発行部数を書いてあるのがいい。
出版した部数ってだけで、内容をまとめてメモをした人もいるだろう。
それに当時は口伝え中心。情報の伝達効率は格段に上昇したのではないのかな。

2009年11月19日

読書状況 読み終わった [2009年11月19日]
カテゴリ 卒論関係
タグ

入門書。
日本人著者以外の、ヨーロッパの人間が書いた魔女裁判概略が読みたかったので、ちょうどよかった。
地域研究が思ったより充実している。130ページもないので、「思ったより」である。
参考文献も和訳してあるのはとてもありがたい。日本語文献案内のページもある点でも、立派な「魔女狩り」入門書。

色んな視点から見てるので、魔女についてもっと知りたいという人にもおすすめ。文章もわかりにくくない。

本が軽いのって素敵。持ち運びも楽、読むとき肩がこらない。

2009年11月18日

読書状況 読み終わった [2009年11月18日]
カテゴリ 卒論関係

訳者の元木氏も言っているが、この本は「良い」。
しかし私は女性関係の本を読むのはこれが初めてで、どう偏っているかがまだ判断できない。これ以上読んでいる時間がない・・・。

ヨーロッパ(キリスト教社会)の中での「良い女」とは、男(宗教的)の助成者ということが前提にあるらしい。具体的には聖母(よき母親)、修道女、賢い主婦。
悪い女とは、男社会であるキリスト教社会を害する存在。
娼婦は男を誘惑し堕落させる。男が恐怖する存在も、悪とされた。その恐怖する存在とは、魔女である。
女は月のようにころころを変化していく。この本じゃないが(それはちょっとオカルトちっくな本だった・・・)「女が10人集まれば悪魔さえもかなわない」と、いう言葉もある。
男による女への恐怖感は、今でも男達によって好んで語られる。悪妻の話なんて未婚のくせして共感している人間もいるくらいだ。
母親は父親以上に愛をそそがれる。男のファザコン話ってめったにないけど、マザコン話はダメ男の典型みたいによく語られることから、私はそうだと思っている。

話はそれましたが、これはたぶん「良い本」です。キリスト教社会の女性について興味がある人におすすめできるかもしれません。

読書状況 いま読んでる
カテゴリ 卒論関係

当時の火刑観について調べるために図書館で借りたが、魔女についても多分に触れてある。表や図が使われていて非常に見やすい。

1400-1750年の魔女処刑数(W・ベーリンガー『ドイツの魔女と魔女裁判』P67)
ドイツ魔女裁判のチャートP69

著者に興味がわいたのでメモ
浜本隆志(1944~):関西大学文学部教授『ドイツ・ジャコバン派』『鍵穴からみたヨーロッパ』『紋章が語るヨーロッパ』『指輪の文化史』『ねむり姫の謎』『魔女とカルトのドイツ史』『モノが語るドイツ精神』『現代ドイツをしるための55章』『ヨーロッパの祭りたち』

死刑廃止論者なのだろうか。それは別に構わないのだが、P226「拷問や公開処刑を容認していた時代のDNA」って・・・、この言い回しが個人的に不快。

グロテスクな話を読みたい人には物足りないものかもしれない。

2009年11月18日

読書状況 読み終わった [2009年11月18日]
カテゴリ 卒論関係

読書状況 いま読んでる
カテゴリ 卒論関係

読書状況 いま読んでる
カテゴリ 卒論関係

卒論に関係がある第三章(中世の死生観)と第四章(中世における悪魔)を読んだ。

図が多い。カラーのものもたくさんある。口から悪魔がでてくる図は初めてみたので面白いと思った。

中世に関する本の特徴なのだろうか・・・。うまく言えないが、全体的に「ふわっ」としている。眠くなる。
あと、私が未熟だからだろう。何度読んでも理解が難しい文章がよく出てくる。
個人的に買うほどではないかな。図書館の本としてなら読んでもいい、と思う。

2009年11月16日

読書状況 読み終わった [2009年11月16日]
カテゴリ 卒論関係
タグ

まだ5ページくらいしか読んでいないけど、まあまあおもしろい感じ。読み続けてもいいかなと思える。

読書状況 いま読んでる
カテゴリ 卒論関係
タグ

魔女と聖女について知りたいと思い、購入したが、拷問に力が入りすぎているような。あと少し感情的な描写が多い。そうなるのも分からないではないけれど、残念だ。
ヤハウェ「お前の孕みの苦しみをおおきなものにする。お前は、苦しんで子を産む。お前は男を求め、かれはお前を支配する」

読書状況 いま読んでる
カテゴリ 卒論関係

魔女狩り研究入門書といってもいい。基本的は事柄はだいたい書かれている。

2009年11月14日

読書状況 読み終わった [2009年11月14日]
カテゴリ 卒論関係

第五章まで読んだ(2009/11/14)
今のところ、魔女とキリスト教というより、キリスト教と民間信仰という感じ。
目次からみるに、魔女はこれからのよう。結構おもしろい。

第六章まで読んだ(2009/11/15)
1つ疑問。森島恒雄『魔女狩り』のいう『司教法令集(Capitulum episcopi)』と、この本のいう『司教法令』は別物?性格が真逆。「集」に違和感を感じていたから『司教法令集』と『司教法令』は別物な気がする・・・。あと、偽書の可能性があるだなんて言われて途惑った。

ちょっと待て。P119L6・・・。P115はどうしてこんな書き方をしたのか?混乱した。『司教法令』は、「空想的な魔女」を否定しているの?肯定しているの?否定のため例を紹介したら、悪魔学者たちに利用されて、結果、魔女のイメージ固めに貢献してしまったのか?

読書状況 いま読んでる
カテゴリ 卒論関係
読書状況 いま読んでる
カテゴリ 卒論関係
タグ
ツイートする