(レコードの)ジャケ買いならぬタイトル借りした本だが、いやあ読み終えるのに難儀した。昔憧れたスーパーカーだから、もっと一気加勢に読めるかと思ったら、物凄く緻密な技術論、なにせ「何故この設計にしたのか?」を当時のランボやフェラーリのエンジニアに突撃インタビューして来たという本なのである。
しかし、小学生当時に最高速の壁と考えていた時速300kmが今や400kmの壁を超え、本書刊行後に登場したブガッティ・シロンでは、最高速時速300マイル超えの490.48kmを記録したというのは、人間の飽くなき探究心の賜物といえば聞こえが良いが、満たされるところを知らぬ欲望のなるところなのだな。
「#スーパーカー誕生」(文春文庫、沢村慎太郎著)
Day202
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- 感想投稿日 : 2020年7月25日
- 読了日 : 2020年7月25日
- 本棚登録日 : 2020年7月25日
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