日暮らし 下

著者 :
  • 講談社 (2004年12月22日発売)
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NHKの23年大河ドラマで、徳川家康の家臣・本多忠勝が、周りから幼名の平八郎と呼ばれていたので、文中の“平四郎”をへいはちろうと度々読み違え、ああ違う違うとセルフツッコミを入れていた。でもヴィジュアルイメージはちゃんとドラマで平四郎を演じた岸谷五朗が思い浮かぶ。ドラマは観ていないけれど。
宮部みゆきを読みだしたのは、2015年に日経新聞に連載された『三鬼』がきっかけで、連載終了してから図書館で一冊ずつ借りて読んでいたから、それ以前放映のドラマは観ていないのだけれど、この時期にはとうに大人気作家になっていて、多くの作品が映像化されていた。惜しいなぁと悔やんだものだ。
でも、それから2作くらいドラマを観て思ったけれど、宮部みゆきの一番の魅力は地の文だから、映像になるとそれが生かされないな、と。だから、ミステリドラマ好きでクリスティと横溝の映像作品は極力観ると決めているが宮部はそうでない。ただ、岸谷五朗の井筒平四郎は観てみたかった。雰囲気がぴったりなんだもの。(2017-05-10L)(2024-03-06L)(2024-3-31加筆)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2017年5月10日
読了日 : -
本棚登録日 : 2017年5月23日

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