小説家でスパイの主人公の冒険譚のような短編集。モーム自身がスパイだったせいか、何となくリアルさを感じさせる静けさがある。ただ、モームらしい人間観察は少しだけ影を潜めているような、それとは違うところで読む人を楽しませようとしているような。モームらしい本を読みたいとしたら、あまりお勧めはしないところ。純粋にスパイ小説として読むと面白い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
サマセット・モーム
- 感想投稿日 : 2018年10月12日
- 読了日 : 2018年10月12日
- 本棚登録日 : 2018年10月12日
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