友達と遊ぶより一人で銭湯に行くのが好きな女子校生。
優秀な妹のことしか頭にない母、存在感のない父、合コン命の姉、わがまま放題の妹。
何もぴんとくるものがない将来。
すべてを忘れて幸せになれる銭湯で出会った一人の大学生。
彼との出会いが彼女の人生を大きく変えていく。
居心地が悪いなんてものじゃない家庭環境は、読んでいてしんどくなりました。
なぜここまで押し付けられて黙っていられるのか。
黙っていることが身を守る手段ってことなのか。
家族の問題、恋愛、進路、悩みが尽きない日常で唯一の癒しというか居場所なのが銭湯。
そういう場所があるって、すごく大事。
中盤過ぎて、なんとなく先が読めた気がしましたが、予想以上の展開の早さというか、あれもこれもと詰め込まれた感についていけず。
結末もあれ?これで終わり?という感じでした。
読書状況:読み終わった
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その他作家
- 感想投稿日 : 2020年8月3日
- 読了日 : 2020年8月1日
- 本棚登録日 : 2020年8月2日
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