もうね、この人著書出し過ぎでしょう?
まあベストセラー出した人の宿命ではあるのだけどさ。
正直中身のある本書いているとは思えないんだよね。
ということであまり期待はしていなかったのだが「ドストエフスキーだし読んでみるか」ということで古本屋で買ったをこの度読んでみる。
主要なドストエフスキーの小説も読了したところだしね。
普通に面白かった。
日本にはドストエフスキー文学のような過剰な人間が少ない、という主張でもって人物解説。
読むと「白痴」や「悪霊」なんかの物足りなさは補足できような気がした。
個人的にはカラマーゾフの解説が少なくてバランス悪いように感じたけど、概ね良書であるとは思う。
ただあとがきで「この本で引用したドストエフスキーの文章を声に出して読んでほしい」と書いていて失笑。
まあこの人なら「声に出して読んでほしいドストエフスキー」なんて本をシレーッと出してしまいそうな図太さはあると思う。
あと解説が案の定新訳の亀山学長で何ともこの二人は商魂逞しいなーと。
せっかくいい入門書にも関わらず引いてしまう自分がいるのであった。
あんまり内容について書いてなくてゴメンなさい(笑)。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ・ノンフィクションなど
- 感想投稿日 : 2010年9月21日
- 読了日 : 2010年9月21日
- 本棚登録日 : 2010年9月21日
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