シリーズ2作目。
前回、やっとのことで気持ちが通じ合ったと思ったら……あらら、な感じで続きが気になり、結局今作も一気読み。
夜中に読み始めたのが失敗でした。
久しぶりに途中でやめられない状態に……。
無事に釈放されたユウトに待っていたのは、ディックと繋がるための手段としてFBI捜査官になるという道でした。
CIAエージェントであるディックと、立場的には敵対関係になると理解しながらも、何とかディックともう一度会いたいというユウトの健気さがいじらしい。
いじらしいんですが、偶にこの子みてるとイラっとするのは何なんでしょうかね……捜査官としていちいち詰めが甘いところでしょうかね、迂闊すぎるところでしょうかね。
そんなやらかしユウトですが、不思議と心強い味方って常にひっついてくれるもんでして。
それが今回登場してきたロブです。
私的にはこのロブがツボすぎて、当て馬にはまるという悪い病気を発症しました。
もうディックのこと忘れて、ロブとよろしくやればいいじゃん……と、途中なんだか良い感じになったあたりで思ったのですが、当て馬は当て馬だから魅力的なんですよね。ロブ格好良い。
そしてネトも娑婆に出てきて、これまた英田さんのサービスでたくさん登場。
本編にほとんど攻が出てこないという、BL的異常事態にもかかわらず、私の心はヒートアップ。
ロブとネトをおかずに新米3杯はいけそうな美味さでした。
物語終盤、漸くふたりは再会して気持ちを確かめ合いますが、熱い夜もあっさりと無粋な電話によって遮られ、再び離ればなれに……。
最後のエレベーターのシーンはとても切なかったです。
次回でラストだそうなので、どんな風な結末を迎えるのか、楽しみにしたいと思います。
- 感想投稿日 : 2015年10月22日
- 読了日 : 2015年10月22日
- 本棚登録日 : 2015年10月22日
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