旧社会党委員長、浅沼稲次郎刺殺事件に迫った力作。
愚直な政治家・浅沼稲次郎と純真であるがゆえに荒々しく暴力的な17歳のテロリスト・山口二矢。
決して出会うことのない二人が偶然の積み重ねによって激しく交錯する。その二人の交点を細部にわたる事実によって構築したこの本は、ノンフィクションというより完成された一級の文学作品のように思えてしまった。
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2012年8月10日
- 本棚登録日 : 2007年12月15日
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