肉食で生態系をめちゃくちゃにしてしまうナイルパーチだが、必死に自分の領分を守ろうとしただけでそれに罪はない。理想とする女友達をひたすら追い求める栄利子の常軌を逸した行動は、ナイルパーチ同様悪意はない。が、噛み付かれたら、怖い!怖い!その割に嫌な終わり方ではなかったかな。それぞれが自分の居場所を見つけられますように。
★圭子さんのセリフ「女の一瞬でもその場を楽しくする花火みたいな社交性が、楽天的な調子の良さが、次に繋がらないかもしれない小さな約束が、根本的な解決にはならなくても、実は通りすがりのいろんな人を救っているんじゃないのかな。」 深い。
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- 感想投稿日 : 2016年4月8日
- 読了日 : 2016年4月8日
- 本棚登録日 : 2016年4月4日
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