小説・新島八重 新島襄とその妻 (新潮文庫 ふ 45-2)

著者 :
  • 新潮社 (2012年8月27日発売)
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感想 : 11
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八重達が戊辰戦争後に京都の兄覚馬を頼って京都に移り住んだ時から、新島襄と会い、ともに生きた14年の物語です。八重が物語を語ってゆきます。八重と新島襄たちの生きた時代が分かりやすい。同志社大学が、新島襄の強い願いと努力と忍耐、そして多くの人たちの温かい支援によってできてゆく過程が良く分かります。しかし、八重の語る新島襄は余りにも聖人。私心がなく、神の教えのままに生きたすばらしい人なのでしょうが、完璧すぎます。もう少し人間くさいところも欲しいですね。本当の聖人だったのかもしれませんが。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史時代小説
感想投稿日 : 2013年7月9日
読了日 : 2013年7月9日
本棚登録日 : 2013年7月9日

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