TUGUMI

著者 :
  • 中央公論新社 (1989年3月1日発売)
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本棚登録 : 1519
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海辺にある山本旅館の次女「つぐみ」は、幼い頃から病弱なためにわがままに育つ。つぐみと同い年で旅館の女将の姪にあたる「まりあ」は、小さい頃からつぐみと一緒に育ち、つぐみの壊れそうにみえて実は強烈に強い心を誰よりも知っている。▼物語そのものにはそれほど惹かれなかった。現実離れしているところが多い。しかしつぐみを中心に、二十歳前の女性たちの心情が生き生きと描かれている。病弱な傷んだ心をもつつぐみが、強く真っ直ぐ、弱みを見せずに生きるのも潔い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文芸小説(国内)
感想投稿日 : 2018年7月23日
読了日 : 2018年7月23日
本棚登録日 : 2018年7月23日

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