刑事は一つひとつの事件について、被害者の無念の思いや被害者家族の苦しみを一生背負い続けるという。未解決事件ではなおさらだ。この物語はそんな刑事が主役。最後の最後に本当の巻島刑事の思いがみえ、こみ上げるものがあった。ただテレビ局のスクープ合戦の裏側、というかリークの生まれる構造は、ちょっとくどい気がした。
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カテゴリ:
雫井脩介
- 感想投稿日 : 2014年3月23日
- 読了日 : 2014年3月23日
- 本棚登録日 : 2014年3月23日
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