これはね、願を賭けてたの。
かなり前に1巻から9巻まで読んでたの。
10巻を読む前に、やらなきゃいけないことが一つだけあって、それをやり遂げたら、最後の巻を読もうって思ってたの。
それをやっと、やり遂げて、今日その10巻を読んだ。
長かった。でも、読めてよかった。やり遂げることができて、良かった。
私のやり遂げたことは、この世の中に、そして、自分自身に、さして影響を及ぼすことではないかもしれない。それでも、やり遂げることができてよかった。
そんな心持の中読んだ最終巻。
ほんとはね、怖かったの。はぐちゃんの選択が。わたしは、この小さな主人公の選ぶことに、失望と絶望をしたくなかったから、そうなってもいいように、自分のすべきことをきちんとしてから、読みたかったの。
でも、読んでよかったと思える結末だった。
「ありったけの幸せを、あなたに」
この世には、恋愛とは別に、人の幸せを願えることがあるのだと、わたしも思っていたいです。
でも、恋愛をしなくては、なかなかその状況へ持っていくことができにくい世の中の風潮です。
わたしはとかく、生きる上での恋愛の優先順位が、1番ではありません。だから、人の幸せを願いながらも、それを恋愛という人間関係の伏線に張ることがひどく苦手です。
そんなこと言ってる年じゃないでしょって、
世間の代弁者の「私」が、常に突っ込みを入れます。
だから、私は焦ります。自分で自分をせかしています。
なんの、解決にもなりませんが、
ありったけの幸せを、あなたに。
この言葉を、送りたい人がいます。
ありったけの幸せを、あなたに。
- 感想投稿日 : 2014年3月22日
- 読了日 : 2014年3月22日
- 本棚登録日 : 2014年3月22日
みんなの感想をみる