「神なき世界で、美術はいかにあるべきか」
これを読んでいて、村上春樹を解説した本を思い出しました。
「聖なる天蓋のない世界で、それでも我々は「よきもの」としてあることはできるか」
当面、自分の手の届く範囲の「ローカルなルール」を打ち出していくこと以外に方法はない、というような話だった気がする。
芸術の世界に置き換えるとどうなんだろうなぁ。
「神に代わる何か」という考え方自体が、旧体制のシステムを引きずっていて、「神」の面影が消えない。でも多分、西洋の美術を理解していくためには、このシステムの踏襲は必要不可欠、なのだろう。
でも、そうではない方法だってあるのではないか、というのが、多分この本の核となるようなところなのだと思う。
でも、ちょっとまだ、分かりにくくて、どうしたら良いのかしらと、わたし自身も読み取り切れていない。
もう一度読んで、理解を深めたい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
美術関係
- 感想投稿日 : 2015年10月3日
- 読了日 : 2015年10月2日
- 本棚登録日 : 2015年10月2日
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