粉雪の舞う11月の八ヶ岳麓の山荘。朝方、二日酔いの中目覚めた推理作家、安斎智哉は、寝室で無数のスズメバチに襲われる。アナフィラキシーショックで死に至るリスクの高い安斎は、混乱しながらも山荘内を必死に逃げ回る。妻は消えており、外套もなく、車のキーもなく、冬の山荘に巣食うスズメバチの不自然さ、妻が仕掛けた罠に嵌まってしまったのではないか。追い詰められた安斎は、自らの作品を思い出しつつ、スズメバチを撃退し、妻の計略を推理して何とかその裏をかこうとするが…。ホラー・ミステリー。
ラストにどんでん返しがあるのだが、それが全くいけてない。破綻してしまっているんしゃないかな。残念な作品だった。
そう言えば、その昔、軽井沢のテニスコートでテニスしてたら、飲みかけのスポーツドリンクのペットボトルや紙コップに無数のキイロスズメバチがたかってきたことがあったな。ちょっと怖かったことを思い出した。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2021年10月7日
- 読了日 : 2021年10月7日
- 本棚登録日 : 2021年10月6日
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