珍妃の井戸 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2005年4月15日発売)
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本作は、珍妃の殺害の謎に迫る、ミステリー仕立ての構成。「蒼穹の昴」は戊戌政変(変法の失敗による帝党の失脚)で幕を閉じたが、本作はその続編として、続いて起こった義和団事件のドサクサの中で殺害された、光緒帝の愛妃(珍妃)の謎に迫る。珍妃の殺人犯を、関係者7人から次々に証言を得て突き止めようとするのだが、証言は互いに大きく食い違って…。
物語に引き込まれてどんどん読み進んだが、ラストは光緒帝や珍妃を美化しすぎていて、ちょっと今一だなぁ。真実は恐らく相当にどろどろしていただろうから。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史小説
感想投稿日 : 2016年5月4日
読了日 : 2016年5月4日
本棚登録日 : 2016年5月3日

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