妻が椎茸だったころ (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2016年12月15日発売)
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「リズ・イェセンスカのゆるされざる新鮮な出会い」(アメリカに語学留学中、一晩世話になった結婚歴五回の老婦人の秘密)、「ラフレシアナ」(食虫植物を育てる無愛想な男に影響される私)、「妻が椎茸だったころ」(亡くなった妻の過去生が椎茸だった話)、「蔵篠猿宿パラサイト」(温泉宿でパラサイト隕石に冒された人々の末裔と遭遇する二人)、「ハクビシンを飼う」(孤独死した叔母の生前を知る青年が、叔母が飼っていたハクビシンと似ていた話)の5篇収録。

何れも、現実と非現実の境目が曖昧な、幻想的な作品だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説(その他)
感想投稿日 : 2022年3月25日
読了日 : 2022年3月25日
本棚登録日 : 2022年3月25日

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