"しゃばけ" シリーズ2作目。「ぬしさまへ」「栄吉の菓子」「空のビードロ」「四布の布団」「仁吉の思い人」「虹を見しこと」の6篇収録。文庫本に2ヶ所ほど落丁があった。まあ気にはならなかったが。基本的に、いわゆるアンラクイス探偵ものなのかな。超キョジャク体質の一太郎が、自分の代わりに妖達に事件を調べさせました真相を突き止めるというパターン。
本作で面白かったのは、松之助が長崎屋に来るまで経緯を描いた第1作のサイドストーリー「空のビードロ」と、夢の世界に紛れ込んでしまったかのような日常の違和感と対峙する一太郎を描いた「虹を見しこと」。特に、「虹を見しこと」は好み。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
SF・ファンタジー
- 感想投稿日 : 2021年7月17日
- 読了日 : 2021年7月17日
- 本棚登録日 : 2021年7月16日
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