死にぞこないの青 (幻冬舎文庫 お 10-1)

著者 :
  • 幻冬舎 (2001年10月1日発売)
3.37
  • (580)
  • (1050)
  • (2728)
  • (352)
  • (54)
本棚登録 : 11571
感想 : 986
3

引っ込み思案で自己主張が全くできない少年マサオ(小学5年生)。そんなマサオを新任教師がネチネチと苛めだした。教室でただ一人人身御供にされ、最下層の扱いを受けるマサオ。マサオという叱られ役を作ると、他の生徒に不満が溜まらず、クラスが上手く運営できるのだ。なんと浅はかな教師! 不合理もここに極まれり、だな。モンスターペアレントならぬモンスターティーチャー。「おまえが黙っていればクラスは平和なんだよ!」ってセリフ、教師の言わせるか!

精神的に追い詰められたマサオは、真っ青で醜悪な子供アオの幻覚を見るようになる。復讐せよとアオに囁かれるマサオ。

2/3ぐらいまでは、読んでいてひたすら不快だった。ラストに救いがあってホント良かった(ホッ)。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説(その他)
感想投稿日 : 2022年4月19日
読了日 : 2022年4月19日
本棚登録日 : 2022年4月18日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする