なぞとき <捕物>時代小説傑作選 (PHP文芸文庫)

  • PHP研究所 (2018年1月9日発売)
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女性作家の捕物時代小説アンソロジー。

「五月菓子」(和田はつ子)、「煙に巻く」(梶よう子)、「六花の涼」(浮穴みみ)、「人待ちの冬」(澤田瞳子)、「うき世小町」(中島要)、「鰹千両」(宮部みゆき)の6篇収録。

どれも人情味溢れる作品ばかり。江戸下町舞台の作品もいいし、「人待ちの冬」のよう京の舞台の作品も趣が違ってなかなかいいな。

この6作品の中で特に面白かったのは、「うき世小町」かな。仲の良い幼馴染み3人娘。その心の底には鬱屈した闇が隠れていた、というありそうな怖い話だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 時代小説
感想投稿日 : 2021年9月20日
読了日 : 2021年9月20日
本棚登録日 : 2021年9月20日

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