女性作家の捕物時代小説アンソロジー。
「五月菓子」(和田はつ子)、「煙に巻く」(梶よう子)、「六花の涼」(浮穴みみ)、「人待ちの冬」(澤田瞳子)、「うき世小町」(中島要)、「鰹千両」(宮部みゆき)の6篇収録。
どれも人情味溢れる作品ばかり。江戸下町舞台の作品もいいし、「人待ちの冬」のよう京の舞台の作品も趣が違ってなかなかいいな。
この6作品の中で特に面白かったのは、「うき世小町」かな。仲の良い幼馴染み3人娘。その心の底には鬱屈した闇が隠れていた、というありそうな怖い話だった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
時代小説
- 感想投稿日 : 2021年9月20日
- 読了日 : 2021年9月20日
- 本棚登録日 : 2021年9月20日
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