ノーマンズランド

著者 :
  • 光文社 (2017年11月16日発売)
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本棚登録 : 1395
感想 : 187
5

姫川玲子シリーズ第九弾。

青春純愛小説の様な始まりから急展開、極めて深刻な経緯を辿るライン、姫川が登場し、早期解決の殺人事件と思いきや、複雑な話に入り込んでいくライン、勝俣が登場し、今ひとつよく分からないラインの3つが中盤から終盤に向けて複雑に絡み合い、ラストでは一つに収束して納得のエンディングを迎える作品の構成は見事としか言いようがない。
また思わず見落としてしまう伏線が決定的な事実を証明するものとして回収される面白さ。
拷問の場面は想像するだに悍ましい描写には引き込まれてしまった。
今後シリーズの常連になりそうな検事の登場も興味津々。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年11月30日
読了日 : 2020年11月30日
本棚登録日 : 2020年11月30日

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