世界第2位の高峰にして、カラコルム山脈の最高峰K2。その登攀ルートは世界最高峰エベレストよりもはるかに難度が高く、その山容からも「山の中の山」とも評されます。登場人物たちにとって、なぜK2が「還るべき場所」なのか。文庫で600ページに及ぶ大作ですが、全く飽きさせることなく物語に没入できます。
標高8000mを超える領域がいかに人間にとって生命を脅かされる危険な場所であり、そのような高峰の登攀とはどのような作業であるのか、リアリティ抜群な描写でどんどん引き込まれていきます。
8000m峰の頂上からの雄大な眺望はこの作品を読んでみて是非、見てみたいとは思います。でも実際に登ってみようという気には残念ながらなれません。あまりに危険過ぎます…。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説(その他)
- 感想投稿日 : 2015年1月10日
- 読了日 : 2015年1月10日
- 本棚登録日 : 2015年1月10日
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