「澪」
たっくんがそうやって愛しく呼ぶたびに、こんなに優しい奇跡ってないんじゃないかなって思う。8年後にワープして、帰ってきて全てを知る気持ちは、痛くて切なくて、でも、温かかったんだと思う。
だから、彼との人生を決めた。
個人的にはたっくんの面白い持病も、祐司の「そうなの?」ってゆう変な条件反射も好きです。そして何より、結婚後も恋をしているような二人が好き。
たっくんは、澪から香るあの親密な言葉のような匂いを、澪に話していなかった。それなのに、澪は最期に彼らに匂いを残した。
これだけは、未来のこともたっくんのことも知らない、澪がたっくんに向けた真摯な愛だったんじゃないかなと思います。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
恋愛小説
- 感想投稿日 : 2012年4月8日
- 読了日 : 2012年4月5日
- 本棚登録日 : 2011年12月16日
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