いま、会いにゆきます (小学館文庫 い 6-2)

著者 :
  • 小学館 (2007年11月6日発売)
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本棚登録 : 2738
感想 : 167
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「澪」
たっくんがそうやって愛しく呼ぶたびに、こんなに優しい奇跡ってないんじゃないかなって思う。8年後にワープして、帰ってきて全てを知る気持ちは、痛くて切なくて、でも、温かかったんだと思う。
だから、彼との人生を決めた。
個人的にはたっくんの面白い持病も、祐司の「そうなの?」ってゆう変な条件反射も好きです。そして何より、結婚後も恋をしているような二人が好き。
たっくんは、澪から香るあの親密な言葉のような匂いを、澪に話していなかった。それなのに、澪は最期に彼らに匂いを残した。
これだけは、未来のこともたっくんのことも知らない、澪がたっくんに向けた真摯な愛だったんじゃないかなと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 恋愛小説
感想投稿日 : 2012年4月8日
読了日 : 2012年4月5日
本棚登録日 : 2011年12月16日

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