処女作にして絶筆!世界30カ国800万部の大ベストセラーにも関わらず未完。私的初スウェーデン小説。感情移入を一切拒否するようなヒロイン設定にも関わらず、知らぬ間に引かれてしまう。一方の美形男性主人公は今のところやや退屈かつ共感もできない。横溝正史的 大家族の因習に血の因縁とジェームズ・ エルロイの『ブラックダリア』が混ざり合ったような話。ブラックダリア事件のような凄惨な殺人がおこった訳ではないが事件に引き込まれていく人々の姿が重なる。噂通りのリーダビリティであるがテーマがテーマだけに万人には勧められない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2012年2月11日
- 読了日 : 2011年9月14日
- 本棚登録日 : 2012年2月11日
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