アニメ1期及び劇場版視聴済。
ノルデンへ出立するところから、オース市攻略作戦立案まで。
本巻もすれ違ってます。部下とか、ルーデルドルフとか。
合理の権化で、情念のポンコツです。
◆部下とのすれ違い
互いに相手を戦争狂だと思っているターニャとその部下。
ろくに認識共有できていないのに、少しずつ好感度が上がっていく様が面白い。
本巻は「上と下の意思疎通がしっかり出来ている職場は素晴らしい」とすれ違い漫才のごり押しまでありましたしねw
意図せず部下の好感度が上がっていく様は「オーバーロード」でも見られましたが、それぞれ異なるベクトルの書き口なので、なかなか興味深く思いつつ楽しませてもらっています。
また、このコミュニケーション不全(ターニャの思い通りにならないこと以外は実害がない)や人の顔色を読み違えまくるターニャの振る舞いは、昨今よく見られる「超優秀だけど特定の機微に疎い」系の最強物っぽい路線にも思えますね。
色々考えながら読むのが面白いです。
◆四十年後
四十年後「十一番目の女神」を追う記者のエピソードが挟まれる構成が、とても面白い。
当事者が当時を思い出して回想で語る構成は割とあると思うが、第三者が真実に迫る、という構成はサブカルではあまり見かけない構成に思える。
実写映画とかのイメージ。
少しずつ実像に迫っていく様、そしてターニャや二〇三がどうなって、どのように歴史として処理されたか、とても興味深いです。
◆ヴィーシャ
えっ、あれっ?
18話扉絵(122ページ?)のヴィーシャの表情が……。
なんかターニャと同じような目になっているような。いつの間にウォーモンガーに……。
扉絵用にきりっとしているだけかもしれませんが、思わず動揺してしまいましたw
- 感想投稿日 : 2023年2月17日
- 読了日 : 2023年2月17日
- 本棚登録日 : 2023年2月17日
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