アイヒマン論争―― ユダヤ論集2 (ユダヤ論集 2)

制作 : J.コーン  R.フェルドマン 
  • みすず書房 (2013年9月21日発売)
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やっぱり映画は絶対に観に行かなきゃ!

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「〈問題はわたしが独立しているということです。つまり、一方では、わたしはいかなる組織にも属さないで自分ひとりで語っており、他方では、わたしはレッシングのいうみずから考えること(Selbstdenken)に、わたしの考えではどんなイデオロギーもどんな世論も、そしてどんな「信念」もけっして代理できない思考に、大きな信頼をおいています。わたしの結論にたいしてあなたがどのような反論をおもちであろうとも、それらがわたし自身のものであり、ほかのだれのものでもないことをお気づきにならないかぎり、あなたはそれらを理解なさらないでしょう〉(「アイヒマン論争――ゲルショム・ショーレムへの書簡」より)

みずからを「自覚的パーリア」として位置づけることによって思考し、理解しようとした20世紀を代表する政治哲学者の、ユダヤ関係についての試論を集成。2巻には「われら難民」「パーリアとしてのユダヤ人」「シュテファン・ツヴァイク」「シオニズム再考」「ユダヤ人の郷土を救うために」など、1940年代の名高い試論を筆頭に、1960年代前半、『イェルサレムのアイヒマン』刊行後の大バッシングのさなかに書かれたアイヒマン関係の重要文書類をはじめて収録する。巻末にはアーレントの姪エトナ・ブロッケによる「大きなハンナ――わたしの伯母」を付す。
衝撃をあたえた『イェルサレムのアイヒマン』刊行から50年後におくる、待望の書。 」

読書状況:読みたい 公開設定:公開
カテゴリ: 思想関連
感想投稿日 : 2013年9月13日
本棚登録日 : 2013年9月13日

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