100万分の1回のねこ

  • 講談社 (2015年7月16日発売)
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本棚登録 : 1205
感想 : 165
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永遠のベストセラー、
『100万回生きたねこ』に捧げる豪華な短編集です。
何しろ執筆しているのが、
江國香織、角田光代、町田康、山田詠美、川上弘美、綿矢りさ・・・などなど、名前を書き連らねる手が震えてきそうな
そうそうたるメンバー。
どれもこれもが、胸に沁み入る物語でした。

その昔、友人と一緒に『100万回生きたねこ』を読んでいて
『あ~、ねこが最後幸せになってよかった♪』と思っていたところに友人が、
『ねこ、最後可哀想だったね・・・』って!!
その時初めて、物語の受け取り方というのは
人それぞれなのだと知ったワタクシでございました。

『100万分の1回のねこ』も本当にそれぞれ全く違う
『ねこ』の物語です。
(中には猫すら登場しない物語も・・・)
でも、どのお話の中にも
愛すること、生きることの意味がギュッと詰め込まれています。
角田光代さん・山田詠美さんの物語が個人的には
◎でした♪

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: アンソロジー
感想投稿日 : 2016年1月30日
読了日 : 2016年1月30日
本棚登録日 : 2016年1月30日

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