夜を乗り越える(小学館よしもと新書)

著者 :
  • 小学館 (2016年6月1日発売)
3.78
  • (186)
  • (296)
  • (230)
  • (40)
  • (16)
本棚登録 : 3241
感想 : 366
4

又吉さんと本の関係は、
私が想像していたよりもっともっと親密で切実なものでした。
本との出会いが無かったら、又吉さんは
乗り越えられない夜を迎えてしまっていたのではないか・・・
そう思えるくらいヒリヒリとしたものを感じました。
この本を読んだことで『火花』のいまひとつピンと来なかった世界観が
そういうことだったのか・・・と痛く納得。
ある意味火花の解説本のような意味合いもある内容です。
私はきっと又吉さんと同じくらい本が好きだ。
でも、又吉さんが面白かったと書く本には
ことごとく心惹かれなかったのもまた事実。
読書ってほんと奥が深いものだと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書
感想投稿日 : 2017年3月24日
読了日 : 2017年3月24日
本棚登録日 : 2017年3月24日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする