昭和の戦争期に一般向けの著作として出たもので、地域や家族の絆へのノスタルジーを持ち上げる雰囲気には、やや割り引くべき点があるかもしれない。それでも、宮本の自伝的エッセーとして読むと、日本人の暮らし(瀬戸内海の離島だが)の原点を感じることができる。昭和生まれであれば、かすかに祖父母の記憶と蘇ってくるのではないか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史・文化
- 感想投稿日 : 2020年1月17日
- 読了日 : 2020年1月17日
- 本棚登録日 : 2019年12月2日
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