読んでいると、穏やかなんだけど、どこか不思議な気持ちになる物語でした。
ひとつひとつの短い物語が語られ、少しずつ”甘い水”に関わる人物が増えていく。
でも、それぞれの物語や人物が繋がりそうで繋がらなさそうで、、、ちょっと混乱します。
ミトンさんのお話を読んでいると、甘い水の謎が少しわかる。
でも、わかるとまたそれは切ない。
自分にもう少し読解力があれば、もっと魅力的な一冊になっただろうなと思います。
【「私たちは、地下から湧き出る甘い水を飲むだけで生きのびている。」
ここはどこだろう。なぜここにいるのだろう。
見えない力に強いられ、記憶を奪われた女性の数奇な運命。
〈甘い水〉をめぐって、命とはなにかを痛切に描いた渾身の最新長篇小説】
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
切ない
- 感想投稿日 : 2013年1月18日
- 読了日 : 2013年1月18日
- 本棚登録日 : 2013年1月18日
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