企業参謀―戦略的思考とはなにか

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  • プレジデント社 (1999年10月29日発売)
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内容

1部 戦略的思考とはなにか
戦略的思考入門
企業における戦略的思考
戦略的思考方法の国政への応用
戦略的思考を阻害するもの
戦略的思考グループの形成

2部 戦略的経営計画の実際
戦略的に考えるということ
“低成長”とはなにか
戦略的思考に基づいた企業戦略
戦略的計画の核心
先見術

大前氏の中で最も好きな本で、マッキンゼーの新人時代に大前氏が書いた手記がそのまま書籍化されたものである。

フレームワークが云々という話が中心ではなく、物事の考え方について実例を挙げつつ記述している。

1975年に初版が発売されているので古すぎるという指摘があるかもしれませんが、物事の本質をどうやってとらえるかという方法に関しては古いも新しいもないと思うので★×5の評価です。

日本のイカ漁を例にしたケーススタディは骨太かつ題材もかなりユニークで面白かったです。

本来ケーススタディの回答はこのレベルにあるべきで、巷で「地頭」とか「フェルミ推定」とか言われる小手先のテクニックとは一線を画しているレベルの書であると感じました。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス
感想投稿日 : 2009年4月23日
本棚登録日 : 2009年4月23日

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