------上巻と同じ------<br>
ジョディス・マクノートのコンテンポラリーシリーズ第三弾。<br>
前作、前々作に比べて勢いは失速。淡々と物語が進んで、あっという間に終わった感じ。せっかくの殺人事件も単なる添え物で、ヒーローとヒロインの擦れ違いの原因にはなるものの、本当にそれだけ。ヒーローの家族との確執とか、ヒロインのレストラン建て直しの孤軍奮闘とか、焦点を当てて掘り下げればもっと深みが増したと思う。そして相変わらず必要と思われない余計な描写はなくして。ヒーローの秘書話なんて、なんのためにあったのかさっぱりわからなかったし。それと親しい友人はいないとか言っていた前作、前々作のヒーローたち。この調子でいくと、どんどん友達は増えそうな予感。その点も腑に落ちない。<br>
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
サスペンス・事件事故
- 感想投稿日 : 2008年11月3日
- 読了日 : 2008年11月3日
- 本棚登録日 : 2008年11月3日
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