読んでいた本が途中で止まってしまったので、気分変えに読み始める。
ビジュアルな場面展開が現代的なサスペンス小説で、これがとても面白い。
主人公は元特殊部隊のパイロット
一見、肉体も精神も十分なパワーを装備した女性。だが、彼女が過去の戦場での出来事から何かPTSDを抱えている様子が、早くから描かれている。
公園で殺されたはずの夫の姿が、その後に設置された監視カメラに写っていた。
そのことから、たった一人で謎を追うことになる。
主人公が守らなければいけないのは、娘のリリーと姉の子たち。
大富豪である夫の実家との微妙な関係が妙にまとわりつく中、次第に明らかになっていく過去の事実。
姉の死、夫の死、そして過去の事件……
「君は死にとりつかれている」
物語の進行とともに目まぐるしく変わっていく主人公の周辺
そして驚愕のラスト
謎解きという意味での結末以上に、心を揺さぶるエンディング……。
読みだしたら止まらない読書でした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
海外ミステリー小説
- 感想投稿日 : 2022年10月21日
- 読了日 : 2022年10月19日
- 本棚登録日 : 2022年10月13日
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