春灯雑記 (朝日文芸文庫 し 1-39)

著者 :
  • 朝日新聞出版 (1996年2月1日発売)
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感想 : 6
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 東條英樹がいかに愚人であるか(P92)この人が日本国を滅ぼすほどに偉い人だったとは、むかしもいまも誰もおもっていないと述べる。著者の強烈な反戦精神を垣間見た。

 儒教開祖・孔子の普遍的思想とは「親孝行で血縁を大事にし、礼儀を学んで血縁外の人との付き合いを良好なものにする」この儒教が国教となり中国文明が成立する(P186参照)井上靖著『孔子』のわかりづらさを二行であらわす。さすが司馬されど司馬

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教養・知識・雑学・その他
感想投稿日 : 2016年6月11日
読了日 : 2016年6月6日
本棚登録日 : 2016年6月6日

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