大地(四) (新潮文庫)

  • 新潮社 (1954年3月29日発売)
3.91
  • (61)
  • (49)
  • (62)
  • (5)
  • (2)
本棚登録 : 562
感想 : 51
3

 王龍からはじまる王家の長い歴史は、息子王虎の長男、王淵の恋が成就したところで終わる。王龍の赤貧時代から地方の富豪に成り上がるまでの前半が面白い。息子王虎が地方の将軍になることで、更なる野望を息子へ託すのだが王淵の生きる新しい時代が到来し、昔から続く生活は激変する。どんな時代が来ても大地は不変である。すべての苦難は大地の上を通るにすぎない。王家の人たちの歴史もまた然り。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 世界史・海外小説
感想投稿日 : 2015年8月27日
読了日 : 2015年8月12日
本棚登録日 : 2015年8月12日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする