リンカーン弁護士(上) (講談社文庫)

  • 講談社 (2009年6月12日発売)
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私の評価基準
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2011.10.16読了

さすがに、普通に面白い。

当然だけど、文章は上手くて、下巻は切れ切れに読むようになってしまったのだけれど、少し読むとスッと話に入って行けました。

ただ、いつも私が書いている、小説ならではの雰囲気というか、そういうものがなくて、いまひとつ、引き込まれなかった。

多分、新しくシリーズになる最初の作品になるので、その周辺の説明をしなければならなかったこと、その分野がリーガルサスペンスなので、精神的にはともかく物理的に、従来の作品と比べて、スリリングな進行ができないこと、それから、新しいリンカーン弁護士というキャラクターを、そのスタイルも精神性も、私自身が、イメージし難かったというのが要因だと思われます。

しかし、その要因を払拭するかのように、次回作はボッシュ刑事と共演していると解説にあったので、期待しましょう。
ま、でも、コナリーの作品はいつもおもしろさ優先で、空気感というか雰囲気は、あまり無いよね。

ちなみに、あのボッシュが同じ名前を持つ、難しい名前の画家の作品を、まだ見たことが無いんですが、本当に実在するのかな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2011年10月17日
読了日 : 2011年10月24日
本棚登録日 : 2011年10月13日

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