10冊目。
ほかのカーネギーの本と比べると、
イマイチぐっとくる部分が少ないけど、
でもまあ、やっぱりためになることも。
自信を増し、話を手ごたえあるものにするために、また、頭・心・全体の話しぶりにもプラスの影響をもたらすために、実際に使える以上に、多くの素材や情報を収集しましょう。
スピーチの練習にはテープレコーダーが効果的。
(実施していたところ。)
丸暗記ではなく当意即妙に。
自分の艦隊をチャールストン港に入港させなかった理由を次々と並べ立てていたデュポン提督の独演会に、じっと耳を傾けていたファラガット提督が最後に言った。「だが、君が挙げていない理由がもう一つある。」「なんでしょうか?」「それが可能だ、と君自身が信じていなかったからだ。」
演説をするには、だれが演説するか、どんなふうに演説するか、何を演説するか、という3つの大切なことがあるのだが、そのうちで一番重要度が低いのは、何を演説するか、ということだ。 (モーリー卿)
「人間らしく話す」技を身に着けるためのこの世で唯一の方法は練習だ。
”1オンスの自発性は1トンの規則集と同じ重みがあるのです。”
トーマス・エジソンが自分の工場の壁にくぎで打ちつけていた、ジョシュア・レイノルズ卿の言葉とは、「人はあらゆる手段を使って、考えるという労苦から免れようとする」である。
イギリスでもっとも富裕な新聞社主になれたノースクリフ卿は、人間の関心を呼ぶものは何かと尋ねられた時、一言、「自分自身」と答えた。
スピーチを構成する際には、要点を二つか三つに絞って、人間味あふれる内容がたっぷり盛り込まれた、具体的な事例を示すべきだ。
”われわれは一般的にではなく、個別的に考える。”
天才の作品の中には、われわれが「自分のものだから」という理由で心にとめようともせず退けてしまうような自分自身の考えが、表現されており、ある種の近づきがたい威厳をもって迫ってくる。
↑啄木の歌を詠むと、すごくこういうことを思う。
- 感想投稿日 : 2012年4月30日
- 読了日 : 2012年4月30日
- 本棚登録日 : 2012年4月30日
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