思いわずらうことなく愉しく生きよ (光文社文庫 え 8-1)

著者 :
  • 光文社 (2007年6月1日発売)
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本棚登録 : 6688
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江國さんの本を読んでる時はほんとに心が心地よいです。最高に私好み。

彼女たちは家族という人生1の財産に大変恵まれています。
こんな姉妹、親子に囲まれてたら心強いだろうなと羨ましくてたまらないです。

幸せって思ったようにコントロールできなくて。
自分一人の問題でなく恋人に大きく左右されてしまうもので。
旦那がDVするかもしれないし、
恋人とは突然破局するかもしれないし。

けれど家族は切っても切れない仲。
腐れ縁である家族こそ、最強だなと。

彼女たちの人生は平穏ではないけれど、
こんなにもたくましく感じるのは
いざとなったら支えてくれる姉妹がいるからでしょう。
いいな。
どんなに望んでも手に入れられないものだからこそ嫉妬は抱かなくて。ひたすら憧れです。
それがまた心地よい。


この本が書かれたのが20年ほど前と思えないくらいに廃れを感じないです。
内容は明るくはないはずなのに、どうしてこんなに幸せな気持ちで読めるのだろう。
それくらい江國さんの作る空気感が好きです、、。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年7月25日
読了日 : 2020年7月25日
本棚登録日 : 2020年7月25日

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