この歯医者がヤバい (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎 (2014年9月27日発売)
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本棚登録 : 49
感想 : 6
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現役歯科医としてのレビュー。

治療方法や職業倫理としては同意する部分が多い。ただ、本書全体から炎上商法的な感じも受けるので、星一つマイナス。

ボクはインプラントを施術していない。ただ、転院なさってきた患者さんを見る限り、咬合がやたらに難しいと感じている。それを、技術不足と捉えるのか、構造的に手におえないものと捉えるのかは、人によって解釈が変わると思う。(僕は後者)
歯医者だった大叔父がインプラントを入れた時に、噛んだ感じが違うと言っていたので、歯根膜の有無(骨癒着の有無かどちらかはわからないけれど)は著者も言うように結構大きいと思う。
ただ、骨癒着しないインプラントも、歯根膜再生すると謳うインプラントもあるにはある(どちらも傍流だけれど)が、そういったタイプの咬合がどうかは不勉強にて知らない。

学歴の話は、国家試験で担保されていると考えているし、インプラント医は出身大学には関係なく存在するのでどうなの?って感じもする。自分自身、余り胸を張って言える大学じゃないからかも。

歯磨き粉は感染細菌を殺菌駆除するため、バイオフィルムを分解するために必要だと考えている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歯科関連
感想投稿日 : 2014年11月17日
読了日 : 2014年11月17日
本棚登録日 : 2014年11月17日

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