ずうのめ人形

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店 (2016年7月28日発売)
3.85
  • (53)
  • (88)
  • (73)
  • (5)
  • (1)
本棚登録 : 520
感想 : 99
5

比嘉姉妹シリーズ2作目。オカルト雑誌の編集者藤間は担当ライター湯水の謎の死の発見者に。その場には都市伝説「ずうのめ人形」の体験談が書かれた原稿が残されており、先に読んだ後輩岩田が湯水に連なる死を遂げる。原稿を読んだ事で次の標的となった藤間は野崎&比嘉真琴に助けを求め…。両親に振り回され、魅了された怪異の世界にしか逃げ道のない中学生里穂が語る原稿の内容と4日後に迫る死に対抗する為野崎達が東奔西走する現実が交互に語られ、架空と思われていた原稿の真相がどんどん明らかになって来るが時間が…となった所で予想斜め下からの纏めっぷり。力業に痺れた。最終的な真相の図が鮮やか過ぎる。あれ私ホラー読んでたよね?標的以外には見えない迫り来る人形、充分怖いんだけど。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ホラー
感想投稿日 : 2021年4月4日
読了日 : 2021年4月4日
本棚登録日 : 2021年4月4日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする