高校2年のクラスメイト、京·ミッキー·パラ·ヅカ·エル。性格は違うが仲の良い彼等彼女等が恋愛や進路や自分の立ち位置に悩み成長していく姿が文化祭や修学旅行、普段の一日を舞台に語り手を交代しながら描かれる。5人にはそれぞれ人の感情や恋心が数字や記号や矢印で見える能力があるのが一捻りポイント。それが武器になると思いきや深読みしてしまって余計絡まってしまう姿がもどかしく可愛らしい。ちょっとした変化に気付く位ミッキーが気になって仕方ない京。そんなミッキーは親友のヅカにやたら絡んで来る。また隣の席のエルは急に不登校になったがそれはもしかして自分の一言のせいなのか?という所から始まるまさにアオハル。悪い人も出て来ないキラキラな青春が楽しめていい。芯から明るいミッキーと自分プロデュース力の高いパラの回がお気に入りだ。パラの「やれる事はなんでもやっとこう派」肝に命じておきたい。
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- 感想投稿日 : 2021年1月9日
- 読了日 : 2021年1月8日
- 本棚登録日 : 2021年1月9日
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