図書館で一旦返却して再度借りたので、上下巻で合計2か月かかってしまった。全体としての解釈はやっぱり全然できない。だからまた読んでみようと思えるのかもしれないけど。章ごとに雰囲気が全く異なっており、海兵隊やヤンデルレンがバカ騒ぎしている章よりも、陰謀論めいているステンシルの妄想の章のほうが面白かった。特にモンダウゲンの章は不気味さが突出しており、後書きにもあったと思うが原住民の女性を死なせてしまうまでのくだりは、妙に乾きすぎていて不気味さが倍増した。
様々なテーマがきっとあると思うのだけど、世界の無機質化や均質化などを感じる事ができた。また読みたい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年2月9日
- 読了日 : 2018年2月9日
- 本棚登録日 : 2018年2月9日
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