第3巻の前半は「町医者と終末医療」がテーマである。
究極、医者の中に成功者はいない。なぜなら、不老不死を授けることはできないからだ。人はたいてい病気で死ぬ。であるならば、人の死に、家族の死にどのように向き合うかが、医者の務めであるといっても過言ではない。
前半とは対照的に、後半は「新生児集中治療室」が舞台である。不妊治療の末、未熟児で生まれた双子。
しかも弟はダウン症であった。
つらい、屈辱的な不妊治療を4年間も耐えた末の障害児である。
死も苦しみ、生も苦しみである。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
生命
- 感想投稿日 : 2018年7月22日
- 読了日 : 2018年7月22日
- 本棚登録日 : 2018年7月22日
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