神話的世界が色濃く残る水俣。
その地に生きるすべてのものを育んできた豊かな自然と、大人たちの会話やしぐさから映し出される世間が、4歳のみっちんのこころに深く刻まれていく。
脳に支障をきたし盲目の祖母が“神経殿”とか“めくらさま”と呼ばれている。決して差別がなかったわけではないが、身近な人びとが敬称をつけて祖母をいたわっていたことが印象に残った。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年3月29日
- 読了日 : 2014年3月29日
- 本棚登録日 : 2014年3月29日
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