周期関数である三角関数と、単調関数である指数関数が、虚数を取り込むことで結びついている
縦軸横軸を持つ二次元平面を、実数虚数を用いた複素平面とすれば
複素平面上の円周上の1点は
三角関数を用いた直交座標でも
虚数を用いた単項の指数関数で極座標でも表現できる
これを等式としたのがオイラーの公式
調和振動子、バネにぶら下がったおもりが描くモデルの表現など広汎に用いられる。
本の半分を用いて、高校数学の理解をフル活用して導出
微分と逆の積分、
関数はそれをn階微分した導関数の和による級数で表現できる!テイラー展開
指数関数と逆の対数関数、において特別な意味を持つネイピア数e
三角関数と逆三角関数、において特別な意味を持つ直径と円周の比あるいは180度π
応用面と、細かい証明など導出に用いた細かい証明など補足を残りの半分
自己完結的、基礎的な数学全般の学習が一人でできるように工夫してあるとのこと
全て1冊に収めているのが、教えようとされた企画内容としても、とても感銘を受ける本。
読書状況:積読
公開設定:公開
カテゴリ:
数理的
- 感想投稿日 : 2022年8月18日
- 本棚登録日 : 2022年8月18日
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