これはダメだ。心に刺さりすぎる。愛猫が亡くなって直ぐに読まなくてよかった。きっと余計に愛しくなって、悲しくなって立ち直れなくなっただろう。
涙が滲むくらいの読書経験は、ドライな私にでもある。でも、これはボロボロと出た。そこに家族が来たから慌てて顔をこすって誤魔化した。
ほっこりなお話が続いて幸せいっぱいの中、このお話だけは間違っても辛い方には行かないで欲しいと何度も思った。余裕で、「悟がいい人過ぎ。こんなにいい人いるわけないよな」なんて毒づいたりもした、
でも、もう亡くなったけど、数年前までうちにいた猫のトトは、本当に、この悟レベルで優しかったな。と思い出していると、じゃあもしかして人間でもこれくらい、いい人いる可能性もあるのかな、なんて段々少しだけ思えてきた。良いお話マジックだ。
悟とナナの世界がとても素敵で、羨ましい。だけど、私にもトトがいたんだな、ちゃんと…と思った。もういないけど、この二人と変わらないくらいしっかりとした絆と愛情で結ばれていた。久しぶりにトトを想って少し泣いた。
悟とナナが好きな場所に咲いていた紫と黄色の組み合わせでお花を花壇に植えよう。そういえば昨日植えたヴィオラは紫と黄色(オレンジより)だったな。そして映画も見よう。また号泣するだろうけど。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年10月24日
- 読了日 : 2023年10月24日
- 本棚登録日 : 2023年9月21日
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