旅猫リポート

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著者 : 有川浩
  • 文藝春秋 (2012年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163817705

旅猫リポートの感想・レビュー・書評

  • 久しぶりに本で泣いた。
    涙で読み難くなるぐらい。
    猫好きは勿論、動物が好きな人全てに読んでほしい!図書館で借りて読んだけど、気に入ったので文庫版買おう。
    17/3/27

  • サトルが猫のナナを事情があり手放すことになって、その引き取り手を訪ねて二人で旅をする。お見合い相手となるのは、それぞれの学生時代を過ごした友人たち。サトルがどんな想いでナナと過ごしていたのかと思うと泣ける。ナナみたいに飼い猫が飼い主を、また逆を思い合える関係が感動した。

  • 電車の中で読まなくてよかった。

  • ついつい引き込まれる作風と登場人物の色鮮やかさ。

    友情のあり方をこんなにも教えてくれる一冊。

  • 猫好きは心の準備をして読まないとダメです。正直はじめから結末は見えてたのに、だからこそだめだった。泣きすぎて読むのを何度も中断した。

  • 油断してた…、有川さんだった…。
    ラスト、涙が止まりませんでした。不覚。

    電車内じゃなくて、自室で良かった。人に見せられた姿じゃない…。

  • ネコ派かイヌ派と聞かれれば、断然イヌ派だ。
    イラストや写真のネコはカワイイと思うし、好きなのだけれど、生身の猫はちょっと苦手。
    子猫はまだしも大人の猫の、口を「ん」と閉じてこちらの様子をじーっと見る目が怖い!
    人間のことなんて全部お見通しのようだ。

    物語に出てくるネコも思慮深く、もののわかったように描かれることが多いように思う。この物語のナナもとても賢くてしっかりしている。

    野良猫生活をしていたナナは事故で怪我をしたことがきっかけでサトルと一緒に暮らすようになる。しかし5年後、よんどころない事情で飼うことができなくなったサトルはナナの新しい飼い主を探すため、知り合いのところを訪ねて転々と旅をはじめる。ナナと一緒に。

    旅が進むにつれてサトルの生い立ちや思い出話が語られ、次第に一緒に暮らせなくなった事情もあきらかになっていく。

    幼い頃にいっぺんに両親をなくすという結構ハードな人生を送ってきているサトルが、まるで出木杉君のようにできた人間なのに対して、脇役のキャラクター設定は人間臭くて、それが逆に魅力的だった。

    言葉足らずでマイペースなヨシミネや、サトルに恋愛がらみで引け目のあるスギ、言わなくてもいいことを言ってしまうノリコなどなど。そうそう、頑固で無神経なコースケのおやじも。

    実際にいるいる、と思える脇役たちが物語の中でいい味を出している。

    図書館スタッフ(東生駒):ノビコ

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    帝塚山大学図書館OPAC
    http://opac.tezukayama-u.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&category-book=1&category-mgz=1&materialid=1100380608

  • サトルとナナのロードノベル
    猫好きを狙ったあざとい本
    ・・・と、見せかけて、感動の
    涙にむせび泣いております
    2017年最高の一冊です

  • ー僕たちは今、間違いなく最強の旅人で、最強の旅猫だーのっぴきならない理由ができて、幸運を呼ぶ鍵しっぽの持ち主・元野良猫ナナ(♂)を手放すことになったサトル。もらい手を探して旧友たちのもとをナナとともに巡る旅に出る。プロローグからなんとなく覚悟はしてたけど…こんなに泣くとは自分でもびっくり。でも、切ないだけじゃなく本当に心温まる物語。「夜中にほてほてと四つ足に踏まれて目が覚めた」この幸せな重みは猫と一緒に暮らす特権ですよね。

  • 人間の男「サトル」と雄猫の「ナナ」の出会いから始まる物語は、サトルが故あってナナの里親を探す旅へと話が展開される。
    何故サトルはナナを手離さなければならないのか、そして旅を通しながら見えてくるナナの感情とサトルの現状。小学生の時の親友、中学生の時の親友、高校生の時の親友と再会。ナナの貰い手として会いに行くが、うまくはいかない。うまくいかないのに、なぜか二人は共に帰ることを嬉々としていた。
    ずっと何故ナナを手離すのだろうと思っていました。けれど、少しずつ浮き彫りになっていくサトルの状態に納得せざるを得ませんでした。
    「最後の旅」からラストレポートはずっと泣きながら読んでいました。
    猫は……こちらが愛した分以上に「私たち」を愛してくれるんだなぁと思いました。それだけで……自分も何処か救われる気持ちでした。

  • サトルは旅に出る前に、どうして一緒にいられなくなるのかをきちんとナナに話し、ナナもそれをわかっていて、でも二人とも離れたくなかったんだね。
    コースケのところでいくらハチに似ていても自分はハチではないと突っぱね、ヨシミネのところではおとなしい子猫のチャトランにベタな怒り方を教え相性が悪いと見せる。
    スギとチカコのペンションでのスギの犬、トラマルとの真剣勝負はカッコよかったね。スギの気持ちを思って懸命に吠えたトラもカッコよくて可愛かった。それに比べるとモモは大人の女性だね。(笑)
    サトルが送る病院での最後の日々、ずっと近くにいられてよかったね。家でじっとなんてしていられなかったんだよね。
    ノリコが連れて来たミケを鍛えて一人前にしたら、またサトルと一緒に仲良くね。
    あの世とこの世は遠いけど本当は近いのかな?教えてナナ。

  • ナナも可愛いがサトルやその友達がみんな人柄が良くほっこりさせられる。
    小学校6年の時に親を亡くしたサトルを筆頭に家庭に恵まれない人達が描かれている。

  • ラストは胸が詰まる。

  • 「置いていくなよ…そばにいてくれよ」
    ー宮脇悟


    諸事情で飼い猫を手放すことになった宮脇悟。新しい飼い主を見つけるためにワゴンに乗って旅に出る。

    電車の中で読んでて
    涙腺が危なかった!
    悟もナナも優しかった。

  • とっても優しく、とっても哀しく、人と猫の持つ距離感がたまらなく愛おしく。

    -そろそろ来るかい?
    -そうだねえ。

    なんて。
    なんて幸せな旅だったろう。

  • ここのところ連続で会社の方から借りている本の中の一冊。
    装丁からは、軽そうな本だなぁ~と感じていたが、
    猫好きにはなかなかなにたまらない一冊。

    中高生にも読みやすい内容で、学生さんが読んだらほっこりうるうるするのではないかな。
    40超のおばさんにはちょっと易しい感じだな。
    もうちょっと若い頃に出会えたら素直に感動できたのではないかと思う。

    最近そんな感想ばかりだ。歳とったんだなぁ・・・。

  •  小学生の頃は読書感想文が大の苦手で、あらすじを写し書いて、面白かったです。としか書けませんでしたが、この頃は涙腺が緩くなったようで、その部分の背景や緩んだ原因を感想文にできそうなほどです。
     主人公サトルの今の様子に気づいたのはスギとチカコの章でした。そうですワタシはかなり察しの悪い人間です。もしかしたら気づくのが遅いブービー賞くらいなのかもしれません。そこからは、話が進むのがいやで、でも早く終わってほしくて、なんだかモヤモヤした気分でした。スカッとした作品ではありませんが、ワタシは好きな部類です。

  • 読み終わった後我が家の猫を抱きしめてしまいました。結末は見えていても、そこまでの道のりが泣ける。暖かなラストもとても好きです。

  • くすくす笑ったり、泣いたり、ラストは号泣…外では読めない

  • best3です。おすすめです。

  • みなさんがレビューされている通り、良い話だった。涙が出た。 中古で安かったので単行本の方を買ってしまったが、振仮名が振ってない!!娘が読みたがっているので青い鳥文庫の方を買い直さなくては。。。最初から青い鳥文庫の方を買えば良かった。。

  • 久々にいい本だった。

  • 泣いた・・・!

    当初、この本は猫関係のエッセイか何かかと思ってたので、なんとなく手を出さずにいたのだけれど、違いました。
    美容院へ持って行って、カットとカラーをしてもうてる数時間の間にものすごいいきおいで集中して読みました。
    ラストは、家に帰ってからじっくりと・・・(そして泣く)。

    著者の本は、「図書館」のようなハードなものと、「おっさん」のような動きのあるものと、「阪急電車」のような動きのないものの三種類があると私は思うのだけど、この本は間違いなく三番目のグループやと思う(あくまで個人的なグループわけですが!)。

    今は何を読んでもグッとくると思うけれども、それにしてもたまらない1冊でした。

    「いい人」ばっかりじゃなくて、一見「いい人」に見える人もそう見せようとする人も、自分の中には色々なものを抱えていると思う。
    だけどそれを許してくれるような、お話でした。
    人と付き合うということは、その人の悪い部分を見るよりも、いい部分を見るほうが絶対にいい。
    たったそれだけで世界がこんなにも変わるんだものね。

    きっと、悟を主観的に書く話もあったら、客観的に見るほどには「いい人」でもないし、「何でもを許せる人」でもないんやろう。
    そこにいくまでには沢山の黒いものを消化しているんだと思う。
    でもそれはあくまで想像の話で、やっぱりそんなことは知らなくていい。
    そんなことは知らなくても、悟がどのくらい幸せだったかとか、どのくらい周りに愛されていたのかとか、充分伝わるんだもの。

    だったら、ナナみたいに生きれたらいいなあって思った。
    りこうに、けれど、踏み込みすぎない。
    他人の感情を自分のものさしで決め付けてしまわない。
    他人を、自分のものさしで評価しない。
    見えるものを見えたまま受け止めて、その人がどのくらい黒いものを消化しているのかなんて、気付かないままで、そうしたら、「愛しいひとびとの笑顔」に包まれた、たくさんのすてきなものを見れるんじゃないのかなあ。

    同じ思い出なら、二重の虹がいいな。

    (2015.04.02)

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旅猫リポートの作品紹介

発売前からブクログ登録数400越えの期待の1冊!

子供の頃から引越しを繰り返してきたサトルの相棒は猫のナナ。しかしナナを手放さなければならなくなってしまったサトルは、ナナの引き取り手を探すため懐かしい人々を訪ねる旅にでます。それはサトルの生きてきた道を行く先々で再確認する旅でもあったのです。旅猫リポートは波乱万丈な過去の秘密を抱えたサトルと相棒のナナの最後の旅の物語です。

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